先日、さる高名な塾長先生とお話ししていて、へぇ~なるほどねぇ…という話を聞いた。
「やったらアカン勉強法ベスト3」しかし、そのどれもやってるぢゃない、というもの。よくよく考えると、そらアカンわなぁというものばかりだった。
せっかくなので、皆さんにご披露しよう。
*やったらアカン勉強法やけど、やってしまってる3位「友達と問題の出し合い」
これ、やってるよねぇ。というかそれを推奨してるブログまであるぞ。なのに何でアカンの?
テスト当日のちょっとした休憩時間や、普段勉強しない場面でのプラスアルファの時。これらの時はむしろこういうのやると、「エピソード記憶」みたいで普段とは違う脳の刺激が与えられる。こういう時はぜひドンドンおススメしたいものだ。
でも、テスト週間中とかに友達と一緒に勉強をして問題の出し合い。学校の授業がテスト勉強になった時などにこういうのをやるのは、最悪である。
その辺にいた4,5人集めて、社会の一問一答クイズの始まりです。
問題を出す度に「あれー?なんだっけ」「うそー!」「あ、できた!」と一喜一憂する生徒。
そして「あ、ちょっと待って!もう少しで思い出せそう!」と言ってタイムをかける生徒。
5人集まるだけで、1問1問のペースがムチャクチャ遅くなってしまう。自分一人で勉強するなら、皆でやる1問の時間に3問〜5問は解けるだろうな。皆でやると楽しさはあるけど、効率はメチャクチャ悪くなってしまうのである。何をしてる事やら。
自分で黙々と勉強をした方が断然効率がいい。

*やったらアカン勉強法やけど、やってしまってる2位「教科書で調べながらワークをやる」
社会や理科が多いかもね、こういう場面。
教科書で調べながらやると、ああこれこれ、なんてとってもわかった気、やった気になる。でもちょっと待て。それって教科書の文言を写してるだけぢゃあないのか?そう、つまりは「作業」なのである。こうやってやったものをワーク1回目と数えてはいけません。2回目やってみれば自力で全然出来ないことを実感するはずだもん。いわゆる「わかったつもり」。
であれば、先にテキストや教材を読み、内容を理解して覚え、それから取り組むのだ。
覚える作業と解く作業は絶対に分けるべきなのである。力をつけたければ、ね。

*やったらアカン勉強法やけど、やってしまってる1位「やる気が出たら勉強をする」
言い換えれば「やる気が出るまで勉強をしない」、かな。あの悪名高き、先日このブログにも書いた「やる気スイッチ」のせいじゃなかろうかと思うくらい、やる気信仰は強いねぇ。


という指導を当塾では、もっともっと実戦的かつ具体的にやっている。
ま、釣った魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えるという、至極もっともな事ですけどね。
コメント