塾をやる前、私は商社に勤めていて、営業から法務審査からカネの回収から労務から採用から、資金繰り以外のほぼビジネスの一通りを経験させて頂いた。それは今、独立して事業をやる際に大変に役立っている。

なにより、ビジネスに契約書は付き物で、様々な契約文書を読んでは判断し、稟議を書いた。

この契約書、本当にその会社の考え方や体質がとてもよく出る。ゆえに採用のチョイスの段階で必ず契約書は読むようにしている。ウィンウィンの関係を望んでいるのかワガママなのか、怪しいブラック企業かどうか等々、結構読めたりするのである。

一休さん
しかしなにも契約書は会社対会社だけではない。個人でも取引にまつわる事は全て契約書がついて回る。
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取引のルール決めであるから、野球で言えば「野球規則」の如くで、契約書があって当然なのである。

さて本題。世の中、この4月から成人の年齢を18歳に引き下げる事になり18歳になって契約書にハンコを押したりサインしたりすると、今まで保護者不同意では契約成立しなかったものが、成立する事になる。責任がドバっとかかってくるのである。

お子さんが今14歳だとすると、あと4年でそうなる。

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 契約書が面倒くさいから読まない。いちいち細かい所まで読まない。それなのにサインしてしまう。

内容がトンでもなくても契約は成立する。仮に公序良俗に反している契約だとしたらもちろん裁判では無効となる可能性は高いが、それでも鬱陶しい裁判を、かなりの時間とカネと労力をかけてやらねばならなくなる。

実際に塾の規約という簡単なものでも、「そんなもの読まない」と平気で言った父親がいた大の大人がである。呆れてモノが言えない。相手が真摯に契約する人の事を考えて作成した文書を読まないなぞ、ワガママで人を蹂躙している以外の何物でもない。自分の妻と交わしている契約書でも同じことが言えるのだろうか?

(え?妻と契約書なんてしない?ホント?)()

 

いまの若者、いや若者でなくても、文章を読めない、読まないという人は結構いる。いっとき「教科書を読めない子供たち」という本が流行ったが、いまや「マンガさえ読めない子供たち」がいるのである。

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そりゃそうだ。画面の動画ばかり見て文章を読まないのだから、いざ文章が目の前に来ると脳みそがそれを拒絶してしまうのは当たり前である。

おそろしいことだ。

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これからの世の中、契約不履行とかいう裁判が増加して、泣く羽目になる若者がドンドン増えるんじゃなかろうか、と懸念する。

だって、何も知らないし文章も読めぬのが相手なのだから、ダマそうとしたら簡単にダマせるもんね。

 

それが嫌なら、今のうちに徹底的に文章を読み込むこと、ですな。

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