ほん最近の事である。

野球関係者が集うミナミのスナックでいつも通り野球談議に花を咲かせていた。

そこへ我がチームの和田コーチにも匹敵するような、さる元超有名プロ野球選手がやってきた。

このスナックでは日常茶飯事の事ゆえ、そんな事には驚きもしないが、
その方の博識というか話の深さというか、そういうとこには本当にいたく感服させられてしまった。

岩田鉄五郎

 その人曰く、

“野球”はあくまでも人生を豊かにするためのツールの一つなんです。それを使って進学したり、プロ野球選手になって稼いだお金で人生を豊かにする。アメリカでは多くの選手がこのような価値観で野球に励んでいます。

 彼らは神さまから与えられた才能と時間を使って、願わくば奨学金をもらい大学に行く。そして願わくば高い順位でプロ入りし、活躍する。

 長く続けばいいが、一般論として続かない。しかし野球を通じて培った人脈と教養、学歴とプロをやったという自分をパッケージとして売ることで、人生のキャリアに繋げるんです。

教養を身につけてほしいです。野球は人生を豊かにするための『ツール』の一つ。
野球ひとつに懸けちゃダメ。アマの実績は過去のもので、“まで”のヒトか、“から”のヒトか、ホントに分からないですから。」

水原さん

野球はあくまで人生のツール。

当然のことであろう。野球だけやっていればそれでいい時なぞあるはずがない。もちろん学業だけやっていればそれでいい時もない。

「それ」だけでなく、教養を身につけることで、選択肢を狭めないことが大切だ。野球や学業で育んだ知識、経験を頭の中の「引き出し」に入れておくことで、野球でなくとも人生そのもので壁に当たったり、スランプに陥った際には、それらを転用して解決へ導いていく。そういう事なのだろうと思う。

 

さすがにプロ選手でも1軍でずっと活躍された方は、持っておられる哲学が違う。一流小説家もビックリ、裸足で逃げていくのではないだろうか。ヘタな政治家よりよほど中身のシッカリ詰まった迫力がある。

いや、プロ野球選手だからというより、
様々な経験をされ成功された方は、皆そうなのではなかろうか。

 

あの酒と時間は、本当にいい時間だったなぁ…。

 

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